賃貸物件で通常は不可とされるペットを可とする物件もありますが、普通の賃貸とは違いがあるため、特徴を知らないといい物件になかなか出会えないかもしれません。
ここでは押さえたいペット可の物件の特徴として、一般の賃貸との違いや、対象の物件を探す際の注意点をご紹介します。
ペット可の賃貸物件の特徴！一般の物件との違いとは
間取りや設備など基本的な条件が同じでも、ペット可にすると家賃が1～2割ほど上がる傾向があるため、一般賃貸の感覚で相場を考えるとすべての物件が高く見え、なかなか決められないかもしれません。
費用を抑えたいならお部屋が少し狭かったり、設備が限られていたりするなど、一般賃貸にお住まいのころよりも条件を少し下げる工夫をされるといいでしょう。
さらに一般賃貸と比べて契約内容が異なる場合があり、退去時にかかる費用で通常なら家主負担とされるものが入居者負担とされる場合があります。
たとえばペットがいると壁紙やフローリングへのダメージが生じやすいため、これらの原状回復にかかる費用は入居者負担とされる例があるのです。
さらに敷金などの初期費用も通常より高めの設定が多く、一般の賃貸よりも入居前に多くの費用を必要とします。
ペット可の賃貸物件の特徴！探す際に押さえたい注意点とは
ペット可の賃貸物件は全体の1割程度と数が少なく、物件の候補数は限られがちですから、最初からそのつもりで根気よく探す必要があります。
動物を入居させると物件のダメージが大きくなったり、周辺住民とトラブルになったりしやすく、家主から敬遠されやすいためです。
想定している居住地でいい物件が見つからなければ、第2・第3の候補地まで広げて物件を探すと比較的見つかりやすくなります。
さらにペット可の賃貸物件は、「最初からペット可として作られたもの」「一般賃貸のなかで人気がないもの」「一戸建て」のどれかに当てはまることが多いです。
最初からその予定で建設された物件ならペット用の設備が整っている場合もありますが、すべてのペット可の賃貸でそうなっているわけではないのです。
通常の入居者が集まらないために方針を変えてペットを許可した物件のほか、隣人とのトラブルになりにくいだろうと一戸建てで許可される例もあります。
その場合の設備は一般の賃貸と大きくは変わらず、ペットとの暮らしに特別向いているわけではありませんからご注意ください。
特別な設備を希望される際は最初からペット可を想定して作られた物件に絞ってお探しになるといいでしょう。
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まとめ
ペット可の賃貸は一般賃貸よりも数が少なく、さらに家賃相場や契約内容が変わるなど、押さえたい違いがいくつもあります。
それをふまえてお探しになれば費用面や契約面、設備面で問題ない物件を見つけられるでしょう。
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