賃貸物件の間取り図に「S」と記載されていることがありますが、これは「サービスルーム」を表しています。
サービスルームはあまり耳にする機会がない言葉なので、どのような部屋かわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は賃貸物件を探している方に向けて、間取り図に記載されているサービスルームとはどのような部屋なのか、普通の部屋との違いやその魅力をご紹介いたします!
賃貸の間取り図にあるサービスルームとはどんなスペース?普通の部屋との違いは?
サービスルームとは、人が長時間過ごすことを想定した部屋である「居室」の条件を満たしていないスペースのことをいいます。
部屋が居室であるかは、換気や採光で必要となる窓などの開口部が、部屋の床面積に対して基準を満たしているかどうかで判断します。
たとえば採光の条件は、部屋の床面積に対して7分の1以上あることが条件です。
たとえ大きな窓があったとしても、目の前に階段などがあり影になってしまう場合は採光がとれないため、賃貸の間取り図に「S」と記載されるのです。
ほかにも、玄関・廊下・キッチン・トイレ・洗面所・浴室などは居室として扱われません。
これらのスペースには、電話・テレビ・エアコンなどは設置しないことが多いですよね?
サービスルームも居室ではないので、電話やテレビの回線を引けない、エアコンを設置できないなどの点が普通の部屋との違いです。
賃貸物件でサービスルームがある間取りのメリットは?
では賃貸物件でサービスルームがあると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
<メリット:家賃が安くなる>
賃貸の場合サービスルームがある物件は、同じ広さの物件と比べて家賃が安くなるのが魅力です。
たとえばリビング・ダイニング・キッチン・部屋が2つある物件は「2LDK」と間取りでは記載されていますが、2つある部屋のうち1つが居室の条件を満たしていない場合は「1LDK+S」となります。
これにより2LDKより1部屋少ないことになるので、家賃を低く抑えられるのです。
<デメリット:長時間過ごすのに向かない>
家賃が安い一方、光が部屋に入らない、エアコンを設置できないなどの理由により、長時間過ごすのに向かない点がデメリットです。
ウォークインクローゼットのように荷物を置く部屋として活用する、光が入らなくても問題ないシアタールームにするなど、あとから後悔しないためにも、使用目的を決めてから入居するのがおすすめです!
まとめ
今回は賃貸物件の間取り図にあるサービスルームについて、普通の部屋との違いやその魅力をご紹介いたしました。
居室の条件からは外れますが、工夫次第で魅力的なスペースとして活用できます。
ぜひ有効的に活用して、使い勝手の良いお部屋にしてくださいね。
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