進学や仕事の関係で引っ越しをする場合、一般的には家具や家電を購入する必要があります。
しかし、転勤や出張が多い方や卒業後には実家へ戻る学生などは、退去の際に「家電や家具の処分はどうしよう…」と悩むケースも少なくありません。
そこで「家具家電付きの賃貸物件に住む」という選択肢があります。
この記事では、家具家電付きの賃貸物件に住むメリット・デメリットまたどんな人に向いているかなどを解説します。
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そもそも家具家電付きの賃貸物件とはどんなものなのでしょうか?
ここでは家具家電付きの賃貸物件とはなにか、またどんなものが設置されていて、どんな人に向いているのかを解説します。
家具家電付きの賃貸物件とは?
家具家電付きの賃貸物件とは、生活に必要な家具や家電がもともと備え付けられている物件のことをいいます。
おもに単身赴任や学生向けの賃貸マンションなどに多いです。
代表的なものとして、ウィークリーマンションやマンスリーマンションなどが挙げられます。
どんなものが設置されているの?
家具家電といってもさまざまな種類があるため、どんなものが設置されているのか気になる方は多いのではないでしょうか?
物件によって異なりますが、一般的に備えられている家電は次のとおりです。
●洗濯機
●冷蔵庫
●電子レンジ
●エアコン
●照明器具
●テレビ
家具については以下のとおりです。
●ベッド
●ソファー
●テーブル
●カーテン
●収納棚
そのほかにもドライヤーやハンディクリーナー、炊飯器が設置されている物件などさまざまです。
どんな人に向いている?
家具家電付きの賃貸物件が向いているのは、1~2年など短期間で引っ越す予定がある方です。
たとえば出張や転勤が多い方、卒業後に実家に戻る予定の学生などが挙げられます。
また家具家電を揃える必要がないため、引っ越しの初期費用を抑えたい方にもおすすめでしょう。
一方で、家具家電付きの賃貸物件が向いていない方は、「インテリアにこだわりたい方」「2年以上長期で住む予定のある方」です。
備え付けの家具や家電を自由に選んだり変更することはできないため、インテリアにこだわりたい方には不向きといえます。
また家賃が割高になるというデメリットがあるため、2年以上長期で住む予定のある方は一般的な賃貸物件を選んだほうがお得になる可能性が高いです。
家具家電付きの賃貸物件に住むメリットとは?
家具家電付きの賃貸物件に住むメリットは以下の4つです。
●初期費用の節約になる
●引っ越し代金が安い
●退去時に家具家電を処分する手間が省ける
●すぐに生活をはじめられる
それぞれの内容を、順番に解説します。
初期費用の節約になる
一般的な賃貸物件への引っ越しでは、新居には何もない状態のため、自身で家具家電を購入し設置しなければなりません。
生活に必要な最低限の家具家電を揃えるだけでも、平均20万円はかかるといわれています。
その点、家具家電付きの賃貸物件に引っ越せば、家具家電を揃える必要がありません。
そのため、家具家電を買い揃えるための費用を節約でき、そのぶんを引っ越し代にあてるなどの使い方ができるのです。
また家具の組み立てや設置の手間が省ける点もメリットといえます。
引っ越し代金が安い
引っ越し業者に依頼した場合、料金が高くなる原因のひとつに「荷物の量」が挙げられます。
荷物が多いと、そのぶん運搬や搬入に手間がかかるため、どうしても料金が高くなってしまうのです。
しかし、家具家電付きの賃貸物件であれば運搬に手間がかかる大きな家電がなく、また荷物の量も少なくて済むため引っ越し代金が安くなるというメリットがあります。
荷物が少ない方であれば、カバン1つで引っ越しすることも可能です。
家具家電の処分費がかからない
自身で買い揃えた家具や家電は、退去の際に処分する、または新居へ送る必要があります。
しかし、新居が遠方にある場合、大きな家具や家電は配送料だけで高額になってしまう可能性があるのです。
そのため処分したほうが良いと考える方も多いのですが、処分するにも料金がかかります。
家具家電付きの賃貸物件であれば、こうした処分費がかかることなく、また処分するための手間が省けるというメリットがあります。
すぐに新生活をはじめられる
出張などで急な引っ越しが決まった場合、荷物の準備や片付け、退去の手続きなどで大忙しです。
そのため、新居で使う家具や家電を選ぶ余裕がないという方も多いのではないでしょうか。
家具家電付きの賃貸物件なら、そのような時間や手間をかけずに、すぐに新生活をスタートできます。
急な引っ越しが多い方には、便利な物件でしょう。
家具家電付きの賃貸物件に住むデメリットとは?
ここまで見ると、メリットしかないように感じる家具家電付きの賃貸物件ですが、以下のようなデメリットも存在します。
●家賃が高め
●自分好みの家具や家電を選択できない
●使用済みの家具家電を引き継ぐ
●故障時のリスクがある
それぞれの内容を、順番に解説します。
家賃が高め
家具家電がもとから設置されているぶん、通常物件と比較して2〜3割ほど家賃が高い傾向にあります。
短期間だけ住むのであれば問題ありませんが、長期的に住む場合は、費用が割高になってしまいます。
期間の定めがない出張など、滞在期間がどのくらいかわからない場合には注意が必要です。
自分好みの家具や家電を選択できない
家具家電付きの賃貸物件は、家具や家電があらかじめ設置されているため、基本的に製品の選択ができません。
そのため、冷蔵庫が小さすぎて食品の買いだめができない、洗濯機が大きすぎて幅をとるなど、生活するうえで不便を感じる点があっても、我慢しなければならないのです。
また部屋のなかを好みのカラーで揃えたいと思っても、もともと設置されている家具のテイストと合わず、希望どおりにいかないこともあるでしょう。
家具家電にこだわりがある方にとって、自分好みの製品を選べないという点はデメリットといえます。
使用済みの家具家電を引き継ぐ
家具家電付きの賃貸物件は、基本的に前の住民が使用したものを引き継ぎます。
退去後にはクリーニングをおこないますが、それでも1度は他人が使用したものなので中古品が嫌という方には向いていません。
また前の住民の扱いが悪い場合、家具家電に不具合が起きている可能性もあります。
入居後に故障に気づいた場合、修理や交換にかかる費用を負担しなければならないこともあるため、必ず入居前に確認しておきましょう。
故障時のリスクがある
備え付けの家具や家電が故障した場合、修理費用が大家さん負担なのか、入居者負担なのかは物件によって異なります。
製品の寿命で破損した場合、基本的には大家さんが修理費用を負担しますが、契約書の内容によっては入居者が負担するケースもあります。
たとえば、契約書に家具家電は「設備」と記載があれば、基本的に修理や交換費用は大家さん負担です。
しかし「貸与」または「無償貸与」と記載がある場合には入居者が負担する必要があります。
あとからトラブルにならないよう、事前に契約書を確認しておきましょう。
まとめ
家具家電付きの賃貸物件にはメリット・デメリットの両方があります。
家具家電を購入せずに、すぐに新生活をはじめられる一方で家賃が割高になるという注意点があるため、1〜2年など短期間で退去する予定がある方におすすめです。
家具家電付きの賃貸物件をお探しの方は、弊社までお気軽にご相談ください。
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