築年数の古い賃貸物件では、一室が畳の部屋というケースがあります。
畳にはメリットも多くありますが、洋室に模様替えしたいという方も少なくはありません。
しかし、賃貸物件は大幅なリフォームができないため、あきらめている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸物件で使用できるウッドカーペットについてご紹介します。
畳がある賃貸物件にお住まいの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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まず最初に、畳にウッドカーペットを敷くメリットについてご紹介します。
ウッドカーペットとは?
メリットをご紹介する前に、ウッドカーペットとはどのようなものなのかご説明します。
ウッドカーペットは、主に畳やじゅうたんの上に敷くもので、簡単に洋室にリフォームすることができる商品のことです。
また、敷くだけで簡単に設置でき、取り外しも簡単なため、賃貸物件でも利用することができます。
ウッドカーペットの種類
ウッドカーペットと一口にいっても何種類があります。
合成樹脂で作られたウッドカーペットは価格も安く傷がつきにくいのが特徴です。
天然木材のウッドカーペットは価格が高く重くなりますが、木の質感や風合いにこだわる方におすすめとなります。
50cm程度のタイルになっているウッドカーペットは破損しても交換がしやすいので、ペットを飼っている場合などに便利です。
色や材質など、さまざまな種類がありますので、お好みに合ったウッドカーペットを選んでください。
簡単にイメージチェンジができる
賃貸物件でウッドカーペットを敷くメリットは、なんといっても簡単にイメージチェンジできることです。
通常のリフォームだと、畳を剥がしてフローリングを設置しますので費用が高くなります。
なにより、賃貸物件ではそのようなリフォームをおこなうことはできません。
しかし、ウッドカーペットは敷くだけですから、賃貸物件でも簡単にイメージチェンジが可能なのです。
断熱性能
畳は、い草を原料とし空気を多く含むことから、断熱性能が高いのがメリットです。
畳の上が冷んやりとしていると感じる方はあまり多くはないでしょう。
畳の床と比べるとフローリングは冷たいと感じたことはありませんか?
通常のフローリングは床暖房を入れない限りは、冬は冷んやりとしてしまうものです。
しかし、ウッドカーペットは畳の上に敷くので、畳の断熱性能を損なわずにすみます。
一般的なフローリングより断熱性能が高いのがメリットといえるでしょう。
遮音性能
断熱性能と同じ理由となりますが、畳は音や衝撃を和らげる効果があります。
実際に畳の床と比較するとフローロングの床のほうが下の階に音が響いてしまうのです。
しかし、ウッドカーペットは畳の上に敷くので、遮音効果を維持できるのがメリットとなります。
染みがつかない
畳は飲み物や食べ物をこぼしてしまうと染がつきやすいのがデメリットです。
しかし、ウッドカーペットは何かこぼしても水分が染み込むことがありませんので、染みがつきません。
賃貸住宅は染みなどをつけてしまうと、原状回復に費用がかかってしまいます。
ウッドカーペットを敷くことで、たとえ汚れや傷がついたとしても、退去の際に取り外せば良いので退去費用を節約することも可能です。
掃除が簡単
畳の部屋を洋室に変更するにはじゅうたんを敷くという方法もあります。
しかしじゅうたんは埃が溜まりやすく、喘息の原因にもなってしまいます。
畳のままだとしても埃が溜まりやすく掃除が大変でしょう。
そのため、毎日掃除機をかける必要がありますが、ウッドカーペットの場合はフローリングシートなどで簡単に掃除することが可能なのがメリットといえます。
賃貸物件の畳にウッドカーペットを敷くデメリットとは?
ウッドカーペットにはたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。
どのようなデメリットが考えられるのか、いくつか見ていきましょう。
お手入れが大変
ウッドカーペットを敷くことでフローリングのような見た目となるため、お手入れも簡単になると思いがちですがそうでもありません。
掃除機を毎日かけなくても、フローリングシートなどで簡単に掃除できますが、それは表面に限ったことなのです。
畳にウッドカーペットを敷くことで通気性が悪くなり、畳にカビが発生してしまう恐れがあります。
退去の際、ウッドカーペットを取り外してみてカビが発生していることに気付くということも少なくはありません。
ウッドカーペットを敷く場合は、定期的に換気をおこなう必要があり、そのお手入れが大変なのはデメリットといえます。
処分が大変
ウッドカーペットを敷いているうちは良いですが、引っ越しなどで不要になった場合、処分が大変なことがデメリットといえます。
畳んでもかさばりますし、固い素材のため折り曲げることができません。
カットして処分するか、不用品回収業者などに引き取ってもらう必要があり、処分に費用がかかってしまいます。
また、引っ越し先に持っていく際も、重くかさばりますので持ち運びが大変となるでしょう。
サイズを間違う可能性がある
畳のサイズは3尺×6尺というサイズが一般的ですが、実は統一された規格ではありません。
そのため、賃貸物件によっては同じ6畳でもサイズが違う場合もあります。
ウッドカーペットは畳の畳数で販売されていることが一般的ですが、詳細を確認しないで購入するとサイズが合わない可能性もあるのです。
じゅうたんと違いカットするのが難しいので、購入の際は寸法をしっかりとチェックしましょう。
賃貸物件の畳にウッドカーペットを敷くコツとは?
ここまで、ウッドカーペットを敷くことによるメリットやデメリットをご紹介しました。
せっかく敷くのであれば、失敗しないように敷きたいですよね。
最後に、ウッドカーペットを敷くコツや、失敗しないための注意点についてご紹介します。
サイズをしっかりと測る
先ほどご紹介したデメリットと重複しますが、ウッドカーペットを敷くコツはサイズをしっかり測ることが重要です。
既存のサイズで合わない場合は、多少価格は高くなりますが、オーダーメイドできる場合もあります。
しかし、オーダーメイドの場合はとくに返品がむずかしいのでサイズをしっかりと測るのは必須といえるでしょう。
防カビシートを敷く
畳の上にウッドカーペットを敷くデメリットとして、通気性が悪くなりカビが発生しやすいのがデメリットとお伝えしましたが、予防する方法があります。
ウッドカーペットを敷く際に、防カビシートを敷くことでカビの発生を予防することが可能です。
また、防カビシートとともに、防ダニシートを敷くのもおすすめです。
とくに日当たりが悪いマンションはカビやダニが発生しやすく、畳を傷めてしまいます。
また、防カビシートや防ダニシートは一度敷けばずっと効果が持続するわけではありません。
数か月に一度のペースで交換するようにしましょう。
シートのパッケージに交換時期が記載されていますので、チェックしてみてください。
畳を掃除してから敷く
ウッドカーペットを敷く際、畳をしっかりと掃除してから敷いてください。
掃除しないでウッドカーペットを敷いてしまうと、ウッドカーペットを取り外した時に染みができている場合もあるのです。
また、ウッドカーペットの端に汚れが溜まって染みになることもあります。
掃除機を毎日かけなくても良いのはメリットではありますが、隅々までしっかりと掃除を心がけるのがコツといえるでしょう。
まとめ
今回は、賃貸物件の畳にウッドカーペットを敷くメリットやデメリット、失敗しないコツなどについてご紹介しました。
簡単に洋室に変更できる便利なアイテムですが、使い方を間違えると退去の際に大変なことになります。
今回ご紹介したメリットやデメリット、注意点など参考に利用してみてください。
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