最近は賃貸物件でもフローリングのお部屋が主流となっていますよね。
広めのマンションや一戸建てでも、新築する際に和室を作らないことも多いので「そもそも実家に和室がない」という方もいるかもしれません。
しかし、昔ながらの和室には思いがけない魅力が秘められているのをご存じでしょうか?
今回は賃貸物件のなかでも、とくに和室にスポットを当ててメリットやデメリットを挙げながら、その魅力を徹底検証します。
若い世代でも和室の暮らしが楽しめる、おしゃれアイデアや活用術もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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弊社へのお問い合わせはこちら和室の賃貸物件は魅力的!?あえて和室を選ぶメリット
20代や30代の若い世代ではとくに、賃貸物件を選ぶときフローリングの洋室を希望する方が多いでしょう。
確かにフローリングのお部屋のほうが明るいイメージがあり、お掃除もラクそうですよね。
しかし畳のお部屋、いわゆる和室の賃貸物件には魅力的なメリットがあります。
具体的に見てみましょう。
メリット①家賃の支出が抑えられる
和室の賃貸物件を選ぶ最大の魅力といえば、月々の家賃の支出が低く抑えられることでしょう。
前述のように希望者の多い洋室の賃貸物件と築年数や広さが同等でも、和室だからというだけで家賃が低く設定されていることもあります。
また、古い賃貸物件ほど和室の率が高くなるため、築年数にこだわらずに探せば、より安くより広い賃貸物件に出会える確率もアップしますよ。
メリット②収納スペースが広い
賃貸物件でも、和室の収納スペースは押し入れタイプが基本です。
押し入れは、洋室で採用されているクローゼットに比べて奥行きがかなり深く収納力が高いのが魅力ですよね。
もともと上段にふとん、下段に着物を収納するように作られた押し入れですが、出し入れしにくい奥の方に思い出の品や季節家電を収納するなど、工夫次第で便利に使えます。
思いきってベッド生活からふとん生活に切り替えれば、それだけお部屋を広々使うこともできますよ。
メリット③防音・吸湿・断熱効果がある
和室に採用されている畳はクッション性に優れているため、ラグなどを敷かなくても下階へ足音が響きにくく、また上階の足音を気にせず快適に暮らせます。
また畳は空気中の水分を吸収・放出する特性もあり、適切な湿度を保つのにも有効です。
さらにフローリングに比べて断熱効果も高いので、冬に身体や足が冷えやすい方は洋室より和室のほうが快適に暮らせるかもしれません。
メリット④香りによるリラックス効果がある
ほとんどの畳は「い草」を使用しており、「い草」の香りはリラックス効果や集中力を高める効果もあるとされています。
古い賃貸物件でも畳替えしてあれば、ナチュラルで清々しい「い草」の香りを楽しむことができますね。
和室の賃貸物件は魅力的!?知っておきたいデメリット
賃貸物件で和室のお部屋を選ぶ魅力やメリットは、家賃の安さからリラックス効果まで意外に幅広いですよね。
ただし和室ならではのデメリットもあるので、しっかり確認しておきましょう。
デメリット①築年数が古い物件が多い
上記メリットでも触れたとおり、古い賃貸物件ほど和室の率が高くなります。
古い賃貸物件でもメンテナンスが行き届いていれば快適に暮らせますが、リフォームされていない古い賃貸物件では「キッチンのシンクが低すぎる…」「浴室にシャワーがない…」「トイレがまさかの和式!」といったこともあるので要注意です。
デメリット②掃除に手間がかかる
フローリングの床は飲み物や食べ物をこぼしたときサッと拭けるのが魅力ですが、畳の場合、そうはいきません。
液体をこぼすとシミになってしまったり、畳のすき間に小さなゴミが入りこんだりすることがあります。
そのため和室に住む場合はこまめに掃除機をかけたり、ときには固く絞ったぞうきんで拭き掃除をしたり、それなりの手間をかける必要があります。
デメリット③カビや虫が発生することも
畳は天然の調湿機能が魅力とお伝えしましたが、湿気の多い状態が続けばカビが発生することもあります。
またダニやその他の虫が発生しやすいデメリットもあるので、湿気をため込まないように換気を心がける、カーペットを敷きっぱなしにしないなどの対応が必要でしょう。
デメリット④畳が傷みやすい
畳は日に焼けたり、家具の重みでへこみができたりすることがあります。
西日の当たる部屋ではとくに日焼けが進みやすいので、畳の日焼けが気になる方は賃貸物件を選ぶ際に窓の方角などにも注意しましょう。
和室の賃貸物件をより魅力的に楽しむ!おしゃれなアイデアいろいろ
多くのメリットと注意するべきデメリットを大まかに把握したところで、和室の魅力を引き出して賃貸暮らしをおしゃれに彩るちょっとしたアイデアや活用術を挙げてみましょう。
和室をおしゃれにするアイデア①カーペットやラグで気分を変える
賃貸物件では退去する際のことも考えて、畳の傷みやへこみもできるだけ予防したいところです。
カーペットやラグを敷くことは畳を保護する面でも効果的ですし、何より自分好みの柄や素材感が選べるのがおしゃれポイントです。
ただし、デメリットのひとつに挙げているとおり、カーペットなどを敷きっぱなしにするとカビの発生原因にもなりかねないため、定期的に位置をずらしたり天日干ししたりしながら楽しみましょう。
おしゃれアイデア②木製のアンティーク家具を合わせる
和室の魅力をそのまま楽しむなら、木製のアンティーク家具などを合わせるのも良いでしょう。
ちゃぶ台風の丸テーブルなど昭和を感じさせる家具はもちろん、バンブー素材を取り入れたオリエンタルムードの家具も和室との相性が良く個性的かつおしゃれに仕上がります。
また、畳のフロアライフでは目線が低くなるため、家具もできるだけ低めに揃えると部屋全体の圧迫感を抑えられます。
おしゃれアイデア③シールタイプの壁紙を貼る
和室に限らず賃貸物件の壁紙といえば、無難な白が多く殺風景と感じることもあります。
そこでおすすめしたいのが気軽に貼れて、しかもはがしやすいシールタイプの壁紙を取り入れるアイデアです。
最近は幅広のマスキングテープタイプの壁紙も人気があり、クリスマスシーズンだけツリーのかたちに貼るなど楽しく魅力的な使い方もあります。
貼る場所の材質などにもよりますが、貼ってはがせるタイプを選べば賃貸物件の退去時に原状回復するのも容易です。
おしゃれアイデア④DIYで押し入れを活用する
コンパクトな賃貸物件では、押し入れスペースもDIYなどでおしゃれに有効活用してみましょう。
押し入れはそのままでも大容量の収納スペースとして大活躍してくれますが、引き戸を外して書斎のようにしつらえたり二段ベッドとして使ったりするアイデアもあります。
限られたスペースでは押し入れをオープンにしてカラーボックスを並べるなど、魅せる収納で空間を広げるのもおすすめですよ。
まとめ
今回は賃貸物件のなかでも和室の魅力についてご紹介してみました。
フローリング生活に慣れていると「和室は使い勝手がわからない」という方もいるようですが、和室には和室ならではのメリットがいろいろあります。
もちろんデメリットもあるので自分のライフスタイルに合わせて選ぶのが正解ですが、築年数を重ねた賃貸物件に多い和室だからこそ、自分らしくおしゃれにアレンジする楽しみも広がります。
初めて賃貸生活を始める方も、少し広めの賃貸物件へ移り住もうとお考えの方も、フローリングにこだわらず和室の物件を選択肢に加えることで、新しい発見や楽しみが見つかるかもしれませんよ。
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