マンションやアパートなどの賃貸物件を探していると、「一階は防犯性が低い」などのデメリットを耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
しかし、賃貸物件の一階に住むと得られるメリットも多く存在します。
今回は、マンションやアパートを借りる際に一階を選ぶことのメリット・デメリットについて、また一階の部屋で快適に過ごすにはどうしたら良いのかを解説します。
これから賃貸物件を借りたいとお考えの方は、ぜひ参考にご覧ください。
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マンションやアパートの一階は「防犯面で不安」とデメリットばかり見られがちですが、実はメリットも多く存在します。
ここでは、賃貸物件の一階に住むメリットを5つご紹介します。
一階に住むメリット1:下の階を気にせずに生活できる
一階に住むということは、当然下の階に住民はいません。
そのため二階以上の部屋のように「下の階の人に気を遣って足音や物音をたてないように生活する」というストレスをほとんど感じずに過ごせるでしょう。
とくに小さなお子さんがいるご家庭では、子どもの足音で下の階の住民と騒音トラブルになるケースも少なくありません。
こうしたトラブルのリスクを低くできるという点は、一階に住む大きなメリットといえます。
一階に住むメリット2:引っ越し代金が安くなる可能性がある
会社にもよりますが、マンションの上階に引っ越しの場合、荷物の搬入などに手間がかかることから追加料金が設けられているケースがあります。
またアパートの二階や三階であっても、エレベーターがない物件ではさらに追加料金がかかることもあるのです。
しかし一階であれば冷蔵庫や洗濯機などの大きな荷物も搬入しやすく、出入りが楽で移動の手間がかからないため、引っ越し代金が安くなるケースがあります。
一階に住むメリット3:高層階より家賃が安い
一般的にアパートやマンションなどは、上層階にいくにつれ家賃が高くなる傾向にあります。
同じ物件の同じ間取りであっても、上層階と低層階では数千円の差が生じることもあるのです。
家賃は住んでいる限りずっと支払うものであるため、たとえ1,000円の違いであっても、1年で考えると12,000円の差になります。
階数を妥協することにより、設備が整った部屋や希望する立地の物件を見つけられるでしょう。
一階に住むメリット4:庭付き戸建ての感覚を楽しめる
物件によっては一階の部屋限定で庭が付いているケースがあります。
賃貸でありながら自分だけの庭を所有でき、賃貸規約の範囲内であればガーデニングや家庭菜園、物置収納を置いたりと好きな用途に活用できます。
こうした庭付き戸建ての感覚を楽しめるのは、マンション一階ならではの魅力でしょう。
またお子さんのいるご家庭では、庭でプールをしたり日向ぼっこをしたりと、子どもを安心して遊ばせられる空間として活躍します。
一階に住むメリット5:災害時に避難がしやすい
日本は地震が多い国であり、2021年の1年間で発生した地震(震度1以上)は2,366回にも及びます。
マンションなどの上層階では一階よりも揺れを感じやすく、また災害時にはエレベーターが止まり避難しにくいというデメリットがあります。
一方で一階は階段やエレベーターを使用する必要がないため、上層階に比べて避難しやすい点がメリットです。
マンションやアパートの一階に住むデメリットとは?
マンションやアパートの一階に住むメリットを解説してきましたが、冒頭でも述べたように「防犯面で不安」などのデメリットもあります。
次項にて、一階でも快適に過ごせるような対処法をご紹介しますが、その前にきちんとデメリットについて理解しておきましょう。
一階に住むデメリット1:上階に比べて防犯性が低い
警視庁が発表している令和2年に発生した空き巣の認知件数は、以下のとおりです。
●4階建て以上の共同住宅:1,900件
●3階建て以下の共同住宅:4,083件
3階建て以下の共同住宅で起きた空き巣被害の数は、4階建て以上の共同住宅に比べ約2倍も多いことが分かります。
一階以上が必ず安心というわけではありませんが、窓やベランダから侵入されやすい一階は上層階と比べて、防犯面がやや不安といえるでしょう。
一階に住むデメリット2:湿気がたまりやすい
アパートやマンションの周りに建物が多い場合、一階はどうしても日陰になってしまうため湿気がこもりやすくなります。
湿気が多くなるとカビが発生し、アレルギーや健康被害の原因になります。
そのため、こまめな換気や除湿機を活用するなどの対策が必要です。
一階に住むデメリット3:虫が入りやすい
一階は外の地面と近いため、アリやゴキブリなどの害虫が入ってきやすいというデメリットがあります。
アパートやマンションの一階で害虫を気にせず快適に過ごすには、なにかしらの対策が必要です。
一階に住むデメリット4:プライバシー面に問題がある
一階はちょうど人の目線の高さと同じ位置にあるため、洗濯物が丸見えになったり、通行人と窓越しに目があったりとプライバシー面でやや問題があります。
そのため下着などは見えないように干す、また日中でもレースカーテンを閉めておくなどプライバシーを守る対策が必要です。
マンションやアパートの一階で快適に生活するには?
上記でご紹介したデメリットは、事前の対策によりリスクを軽減できます。
メリットとデメリットを理解したうえで賃貸物件の一階に住みたいと考えている方は、より快適に生活できるよう以下の対処法を試してみてください。
空き巣対策:防犯グッズを使う
アパートやマンションの一階は、上層階に比べてベランダや窓から侵入されやすいため、防犯グッズを活用して侵入されにくい環境をつくることが大切です。
防犯グッズには以下のような種類があります。
●市販の補助錠
●防犯フィルム
●防犯センサー
これらはホームセンターなどで手軽に購入できるため、入居後すぐにおこなえる対策です。
湿気対策:換気をこまめにおこなう
定期的に窓を開けて外と室内の空気を循環させ、湿気がこもらないようにましょう。
またアパート前の交通量が多く、通行人と目が合ってしまうなどの理由から窓を開けづらい場合は除湿機がおすすめです。
除湿機を使えば、窓が閉まった状態でも、ボタン一つで簡単に室内の湿気を取り除けます。
なお、室内で快適な生活を送るための適切な湿度は40%〜60%といわれています。
害虫対策:虫除けグッズを使う
室内に虫が侵入するのを防ぐには、虫除けグッズの使用がおすすめです。
たとえば、虫が嫌がるハーブやミントを窓付近に置いたり、吊るすタイプの虫除けシートを活用したりなど市販グッズで対策ができます。
また室内だけでなくベランダや玄関外なども定期的に掃除して、清潔を保つことが大切です。
プライバシー保護対策:目隠しフェンスやミラーレースカーテンを使う
アパートやマンションの一階だと洗濯物が丸見えになるという場合には、目隠しフェンスの使用がおすすめです。
目隠しフェンスにはさまざまな種類があり、木製やアルミ製、半透明で採光を妨げないものなど自身の好みに合わせて選択できます。
また通行人の目線が気になりカーテンを開けるのに抵抗がある場合には、ミラーレースカーテンの取り付けを検討してみましょう。
ミラーレースカーテンは外から透けにくく室内の様子がわからないというプライバシー保護のほかにも、外の光を取り込みつつ紫外線をある程度カットする効果があります。
まとめ
アパートやマンションの一階に住むメリット・デメリット、また快適な生活を送るために必要なデメリットへの対処法について解説しました。
一階は防犯面で不安、害虫が侵入しやすいなど悪いイメージが注目されがちですが、一方で家賃が安い、災害時に避難しやすいなどのメリットも多いです。
今回ご紹介したデメリットは、きちんと対策をおこなえば快適な生活がおくれます。
賃貸物件の一階に住みたいとお考えの方は、お気軽に弊社へご相談ください。
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