マンションの住人が快適で安全な暮らしを行えるように、サポートするのがコンシェルジュです。
大規模なマンションにいる場合が多く、無料で住人をサポートしてくれます。
この記事でマンションコンシェルジュの仕事内容や、マンション管理人との違いをお伝えします。
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弊社へのお問い合わせはこちらコンシェルジュとマンション管理人の違いとは
マンションコンシェルジュとマンション管理人は、どちらも物件を管理しますが、業務内容が違います。
管理人とは管理員業務がメインであり、受付や立ち会い、物件の点検や報告を行います。
物件メンテナンス全般に関わり、主に以下のような仕事を行います。
●建物の劣化診断
●工事業者への案内
●芝生の点検
●共用部のチェックや清掃
●電気水道のチェック
●工事業者や引越業者との日程調節
なかには理事長を兼任する管理人もいます。
これに対してコンシェルジュとは、ホテルのフロント業務の仕事内容に近いです。
その住人の利便性や快適性を高めるために仕事を行います。
主な仕事内容は以下のとおりです。
●訪問者の受付や案内
●郵便物の受付や手配
●クリーニング受付
●共用施設の予約受付
●タクシーやデリバリーの手配
物件の住人は直接受付カウンターに出向いてサービスを依頼できるのはもちろん、部屋からも電話で依頼できます。
管理人の仕事の方が多い
コンシェルジュと管理人の仕事を比べると、以下のような違いがあります。
●コンシェルジュ : 物件の住人に対するサービスをおこなう
●管理人 : 主に物件の管理をおこなう
このように違いがあり、圧倒的に管理人の方が仕事内容は多いです。
また管理人は物件に関わる仕事が多いので、その分仕事への責任は重いです。
コンシェルジュは物件のメンテナンスや清掃は一切行わず、作業着を着て何か仕事をすることもありません。
物件の住人へサービスをおこなうため、制服を着て案内しホテルのフロントのような服装で業務にあたります。
一般的に礼儀作法を身につけており、立ち振る舞いや言葉遣いは物件の住人に対して失礼のないようにします。
どのマンションにもいるとは限らずタワーマンションのような大規模物件や高級マンションにいる場合が多いです。
大規模でも団地のようなマンションには、一般的に配置しません。
コンシェルジュの仕事内容やサービス内容
住人に対してさまざまなサービスを提供します。
物件の住人の相談や要望に応えるのが仕事です。
一般的には朝8時からよる10時頃まで仕事を行い、物件の住人に対してサービスを行います。
管理室のような場所で待機し、住人が窓口に来たら対応します。
朝から夜遅くまで対応するので、交代制であり1日に何人かが物件内で働きます。
発生する人件費は、すべて物件の入居者負担です。
仕事とは、具体的に以下のようなことを行います。
訪問者の受付や案内
マンションを訪れた人物の受付を行い案内します。
駐車場への案内や、ロビー・ゲストルームへの案内を行います。
郵便物の受付や手配
住人が発送する郵便物の受付を行い手配します。
郵便物の発送を依頼できれば、わざわざ部屋まで集荷に来るのを待たなくても、いつでも発送依頼ができて便利です。
また荷物が届いても不在であれば、一時的に預かってくれます。
クリーニング受付
クリーニングの受付も行います。
こちらも郵送物と同じく、いつでも時間を気にせずにクリーニング依頼ができ、わざわざクリーニング店まで足を運ばなくとも衣類を洗えます。
もちろん、クリーニングした衣類の受け取りも行ってくれます。
共用施設の予約受付
ジム施設やシアタールームなどと共用施設のあるマンションもあります。
そんな共用施設を予約すれば使用できます。
タクシーやデリバリーの手配
タクシーやデリバリーなどの各種手配もコンシェルジュがおこなう仕事です。
その他にもベビーシッターや介護サービスの手配も行います。
さらにレンタカー予約、レストラン予約、パソコン修理業者紹介、不用品回収業者紹介など物件の住人が必要とする業者の手配も行ってくれます。
その他のサービス
台車や脚立などの備品の貸し出し、コピーやFAXサービス、手荷物を一時的に預かるクロークサービス、電池や切手の販売、近隣の施設案内なども行います。
さらに依頼があれば、部屋の電球交換のような作業もしてくれます。
コンシェルジュのいるマンションのメリット・デメリット
コンシェルジュがいれば、サービスを受けられるので便利に生活できますが、それ以外にもメリットがあります。
その反面デメリットもあるので、メリット・デメリットを見てみましょう。
メリット①生活の質が上がる
大きなメリットが、生活の質の向上です。
物件の住人はさまざまなサービスを受けられるので、家事や仕事の負担を減らし生活を充実させられます。
わざわざ自分でクリーニングやタクシーを手配せずに済み、自分が外出しても不在時は荷物を一時的に預かってくれるので便利です。
メリット②防犯効果が高まる
物件のエントランスで受付をおこなうために、物件の防犯効果が高まります。
犯罪の抑止力となり、子どもやお年寄りのいる家庭は安心して生活できるでしょう。
オートロックや防犯カメラのある物件もありますが、コンシェルジュが目で見て防犯の確認をおこなうと安心感があります。
メリット③ステータスになる
コンシェルジュのいるマンションに憧れる方は多く、「コンシェルジュ付き」は1つのステータスです。
高級マンションや大規模マンションにコンシェルジュがいるので、ステータスを感じられるでしょう。
また、充実感を得られるので、住んでいる物件への愛着も深まります。
さらにはコンシェルジュのいる物件は、他の物件と差別化できるので物件としての資産価値が高まります。
そのため、物件を売却すれば、売値が高くなりやすいです。
デメリット①管理費や共益費が高くなる
物件に配置すれば人件費がかかるために、その費用は管理費や共益費に反映されます。
サービスを利用しなくとも、住人全員は負担費用が発生します。
結局サービスを利用しなくなり、高い共益費や管理費を支払う方もいます。
デメリット②利用しない方がいる
サービスを利用しなければ、他のマンションと変わりありません。
仕事で忙しい方は利用したくても利用できず、物件周辺にクリーニング屋などがあれば、手配しなくとも自宅から店まで衣類を持っていけます。
配車アプリもあるので、コンシェルジュに依頼するよりも便利と感じる方もいます。
デメリット③廃止のリスク
利用する方が少なくなったり、費用負担が増えれば、コンシェルジュが廃止されるかもしれません。
管理組合で廃止は決定でき、組合には住人も入れます。
つまり、物件の住人の総意によって廃止するかどうか決められるのです。
まとめ
コンシェルジュは、マンション住人に対してサービスをおこなうので便利に利用できます。
一般的には大規模な物件に配置されていることが多いです。
ただし管理費や共益費が高くなり、忙しいと利用する暇がないので、本当に必要かどうか考えて、コンシェルジュのいる物件に入居するかどうか決めましょう。
そして、コンシェルジュがいるマンションを選ぶと、場所によっては24時間常時してくれるところもあり、セキュリティ面でも安心感を得られます。
防犯機能を付けただけでは不安と思っている方は、コンシェルジュ付きのマンションを検討されることをおすすめします。
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