最近の賃貸住宅で人気の設備と言えば、宅配ボックスです。
以前の賃貸住宅では、それほど宅配ボックスは普及していませんでした。
しかし、ネットショッピングの利用が増えている現在において、とても需要のある設備となっています。
今回は、宅配ボックスの種類やメリットと注意点について、詳しく解説していきます。
宅配ボックス付きの賃貸住宅が気になる、という方はぜひ参考にしてください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら賃貸住宅の宅配ボックスとは?種類についても解説!
賃貸住宅で宅配ボックスの需要が高まっている背景には、ネットショッピングの利用が増えたことが考えられます。
一人暮らしの方はもちろん、共働きで不在の多い家庭などは、留守の最中でも荷物を受け取ることができる便利な設備です。
家に帰って不在票を見たら、受付終了になっていた、なんて残念なことを防ぐことができます。
ここからは、宅配ボックスの種類についてご紹介していきましょう。
ダイヤル式の宅配ボックス
賃貸住宅に多いのが、ダイヤル式の宅配ボックスです。
ダイヤル式で暗証番号を入力してロックする仕組みとなっています。
暗証番号は、1回ごとにリセットされるので、比較的安全だといえます。
宅配業者が暗証番号を決めて設定したあと、不在票などに記入して入居者のポストに投函して宅配の完了。
しかし、宅配業者が不在票を間違って違う入居者のポストに入れてしまう可能性もありますので、100%安全だとはいえません。
受領の押印が必要な場合は、あらかじめ宅配ボックスに印鑑を入れておく必要があります。
最近のコロナ事情で、押印やサイン不要なケースもありますので、印鑑に関しては事前に確認しておきましょう。
電子式宅配ボックス
電子式の宅配ボックスは、比較的最近設置されることが多いタイプです。
液晶パネルが搭載されていて、宅配員は画面の指示に従い、ロックを解除して荷物を入れて宅配完了。
入居者は、自宅のカギや、磁気カード、あらかじめ付与されている暗証番号などによって解錠して荷物を取り出します。
電子式宅配ボックスは、荷物をボックスに預けた際に受領印が交付されるシステムになっていることが多く、印鑑をボックスに置いておく必要がありません。
荷物が届けられると、日時などがデータで記録され、設定次第ではメールで通知してくれたりするサービスも。
また。一定期間を過ぎた荷物は管理会社によって回収され、宅配元に返送されるといった対応が取られます。
いつまでも荷物が入ったまま、ということがありませんので、他の入居者にとっても安心ですよね。
賃貸住宅で宅配ボックスを利用するメリットとは?
次に、賃貸住宅で宅配ボックスを利用するメリットについて、みていきましょう。
不在時でも荷物の受け取りができる
宅配ボックスの最大のメリットは、不在時の荷物受け取りが可能だということ。
とくに、一人暮らしで日中家にいない方にはとても便利です。
一般的に、その日に再配達してもらう場合、18時前後で受付けが終了する場合がほとんどです。
帰宅時間が遅い場合、いつ荷物を受け取れるのか不安になってしまいますよね。
そんなときに宅配ボックスがあれば、当日に荷物を受け取ることが可能です。
また、何回も配達にきてもらうのは、心理的にも申し訳なく思ってしまう方もいるでしょう。
宅配ボックスは、入居者にとっても宅配業者にとっても、大きなメリットがあるといえます。
配達日時が指定できない場合に便利
ネットショッピングの際に、日時を指定できることがほとんどですが、商品によっては指定できず、いつ配達されるのか予想不可能な場合があります。
そんなときに、宅配ボックスがあれば、日時を気にすることなく荷物を受け取ることができるので便利です。
防犯対策に有効
配達員を装った不審者はあとをたたず、いつ被害にあうかわかりません。
宅配の予定がある方は、オートロックを解除してしまう恐れもあります。
ネットショップを利用していない状況でも、モニターに宅配業者の制服を着た人を確認したら、ついつい対応してしまいますよね。
家にいる場合でも、宅配ボックスを利用することで、不審者の侵入を防ぐことが可能です。
また、配達員と直接顔を合わせたくない場合や、テレワーク中で対応できない場合などにも便利。
とくに、一人暮らしの女性にとっては安心の設備といえます。
新型コロナウイルスの感染予防
新型コロナウイルスの感染予防として、置き配を取り入れている宅配会社が多いですよね。
いつ収束するかわからない状況ですので、今後も感染予防の対策がとられるでしょう。
宅配ボックスがあると、置き配の際も安心できます。
賃貸住宅で宅配ボックスを利用する際の注意点とは?
最後に、宅配ボックスを利用する際の注意点をご紹介します。
家賃や管理費などが高い傾向がある
宅配ボックスを設置している賃貸住宅は、セキュリティがしっかりした物件が多いです。
つまり、その分家賃や管理費が高くなる可能性があるというのが注意点でしょう。
宅配ボックスを頻繁に利用するなら良いですが、住んでみたものの利用回数が少ないという場合は、後悔するかもしれません。
不在票が違う入居者のポストに入ってしまった場合
ダイヤル式宅配ボックスの説明でもお伝えしましたが、不在票が違う入起居者のポストに入ってしまった場合、宅配ボックスを解錠される可能性があります。
違う入居者のポストではなくても、外部の人間がポストを解錠して不在票を盗むという可能性も。
荷物の盗難が心配な場合は、あらかじめ宅配業者に、暗証番号をショートメールなどで伝えてもらうように依頼しておくと良いでしょう。
受け取りを忘れることがある
なにかしらの理由で不在票を受け取ることができなかったり、ネットショッピングで注文したことを忘れていたりで、荷物を取り出すことを忘れてしまう可能性もあります。
自分専用の宅配ボックスでは、さほど問題にはならないでしょうが、賃貸の宅配ボックスは入居者共用の場合が多いです。
自分の荷物が入りっぱなしだと、宅配ボックスに空きがなく困る入居者もいるでしょう。
そうなると、他の入居者に迷惑をかけることになりますので注意が必要です。
ルールを守らない入居者もいる
上記とは逆に、他の入居者から迷惑をこうむる可能性もあります。
たとえば、多くの荷物をたくさん頼んで宅配ボックスをいくつも占領したり、宅配以外に家族間で荷物の受け渡しに利用したりする方も多いようです。
そうなると、せっかく宅配ボックス付きの賃貸住宅に引っ越ししても、利用しにくくなりますよね。
商品によって宅配ボックスの利用が不可能
宅配ボックスは基本的に食品の受け渡しはできません。
最近は冷蔵機能がついた宅配ボックスもありますが、賃貸住宅で設置されている物件は少ないのが現状です。
また、宅配業者側で食品を宅配ボックスに入れないように規制されていることも多く、とくに生鮮食品の利用はほぼ無理と思って良いでしょう。
宅配ボックスに入らないような大きな荷物は、そもそも物理的に利用が無理ですし、貴重品や重い荷物も利用することができません。
自分で設置する際の注意点
今住んでいる賃貸住宅に宅配ボックスがない場合、自分で宅配ボックスを設置できる可能性もあります。
その際、必ず管理会社や大家さんに確認を取ってから、設置しましょう。
まとめ
今回は、賃貸住宅の宅配ボックスの種類やメリット、注意点について詳しく解説しました。
便利な設備である一方、注意点もたくさんあります。
宅配ボックス付きの賃貸住宅を探す場合は、メリットや注意点を理解しておきましょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら