新しい引っ越し先や初めての一人暮らしで賃貸物件を選ぶときに、角部屋を検討されたことはありませんか。
なんとなく角部屋に住みたいと感じていても、両隣に住んでいる人がいる一般的な部屋との違いや、角部屋の良い点と悪い点を知っている方は少ないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、角部屋に住むメリットとデメリット、さらに角部屋を選ぶときの注意点までご説明いたします。
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角部屋の良さはたくさんあります。
1つずつ解説しますので、物件を見学する際のポイントとして参考になさってください。
隣の生活音が聞こえにくい
両隣に他の人が住んでいる部屋と違い、角部屋は片側だけにしか他の人が住んでいません。
そのため、隣の生活音が気になることは少なくなります。
また、こちらの生活音が隣に響いてしまう心配も減ります。
音の出るテレビや音楽機器は建物の外に面している側に配置すれば、隣に迷惑をかけることもあまりありません。
日当たりが良い
角部屋は2面以上に窓がある部屋がほとんどで、日光を多くとり入れられます。
そのため、1日のなかでも長時間日差しが入ってきますし、時間帯によっては電気をつけなくても明るいでしょう。
なかには2方向にベランダがある部屋もあり、その場合はベランダ用と家庭菜園用などと用途によって使い分けることができます。
立地によっては2方向の景色を楽しむこともできて、家での生活がより豊かなものになります。
風通しが良い
1つしか窓がないと、窓を開けてもその風の逃げ場がなく、あまり風が通らないこともあります。
しかし角部屋では2方向に窓があるおかげで、風の通り抜けがしやすくなります。
春や秋には窓を開けていれば、家の中でも心地よい風に吹かれることができるでしょう。
夏や冬でも、角部屋であれば短時間窓を開けるだけで部屋中の空気を入れ替えることができますので、部屋の温度を大きく変えずにしっかりと換気することができます。
部屋の前を通る人が少ない
階段やエレベーターのすぐ横の部屋であれば、頻繁に家の前を人が通ることになります。
それに対して、建物の中で1番端にある角部屋では、家の前まで来るのは自分だけ、というケースも多いでしょう。
夜中は人が通る足音だけでも意外と響くものですし、他人の目が少なくなるのでプライバシーを確保しやすいといえます。
部屋の前を人があまり通らないおかげで快適に過ごすことができます。
広い部屋が多い
建物の端にある角部屋は、同じ建物の他の部屋と比べても広めに作られている場合が多いです。
部屋の広さや部屋のつくりが違ったり、収納スペースが広かったりすることがあるので、ぜひ他の部屋との間取りを見比べてみてください。
賃貸物件で角部屋物件のデメリット
良いことがたくさんある角部屋ですが、今度は反対に角部屋物件の悪い点も見ていきましょう。
家賃が高めの設定
角部屋は魅力的な点が多く、住みたいと感じる人も多くいます。
しかも角部屋はその性質上、他の部屋よりも部屋数が少ないために希少価値も高く、家賃は高めに設定されていることがほとんどです。
同じ建物の他の部屋より家賃が数千円ほど高くなることもあり、毎月の出費を考えるとマイナスポイントの一つです。
自分の気になる部屋は他と比べてどの程度家賃が高くなっているのか、それを払うほどの魅力があるのかを冷静に見極めて物件選びをするとよいでしょう。
暑すぎる・寒すぎることがある
長い時間、日の光が入る角部屋では夏は部屋が暖まり過ぎて暑くなる傾向にあります。
反対に冬は窓から外の冷気が入り込み、閉め切っていても寒く感じるかもしれません。
とくに窓が大きいと、いくら冷暖房をかけても快適な温度にならないという声もありますので、断熱性の高いカーテンを選ぶなど工夫が必要です。
外の騒音が聞こえやすい
角部屋は2方向の窓から外の音も聞こえてくるため、大通り沿いなど外の音が大きな場所では騒音が気になるかもしれません。
風の影響も建物の場所によっては大きくなりやすいので、風の音も感じることがあります。
外から見られやすい
とくに1階の角部屋の場合、窓が多いため外から人に見られることも多くなります。
人の目があまりに気になる場合はカーテンを閉めっぱなしにすることになるので、あまり角部屋の良さを感じることができないかもしれません。
家具が配置しにくい
窓が多い部屋では壁が少なく、壁際に家具を置けるスペースも少なくなってしまいます。
大型家具は置き場に困り、せっかくの窓を塞いで置くことになってしまった、ということにもなりかねません。
窓際に家具を置くと、外からの雨や日差しで家具に悪影響を与えかねませんので、部屋を決める前に家具配置のシミュレーションをしておくとよいでしょう。
賃貸物件で角部屋物件を選ぶ注意点
角部屋の賃貸物件を選ぼうとしたとき、覚えて置きたい注意点をご紹介します。
立地を自分で確認する
デメリットでご説明したように、角部屋は立地によっては人の視線が気になったり、外からの音がうるさく感じてしまったりします。
騒音や人の視線がどの程度気になるかは個人差が大きいため、人によってはまったく気にならないものが、自分には耐えられないこともあります。
また、このような点は部屋の立地や向き、周囲の環境、部屋の階層によっては当てはまらないことも多いです。
そのため、気になる物件を見つけて見学するときには、実際に部屋に入って「外の音が気にならないか」「外からの視線が気にならないか」など、自分の感覚で判断することをおすすめします。
防犯対策をする
窓は空き巣の侵入経路になりやすいため、とくに低層階の角部屋では他の部屋よりも意識して防犯対策をする必要があります。
窓の戸締りをしっかりすることはもちろん、危険性が高いと感じたら賃貸物件でも設置可能な窓ロックや窓シートをつけるなど、自分でできる防犯対策から講じてみましょう。
窓際に置く家具に注意
大人だけで住むなら問題はないのですが、もし小さなお子さんがいるご家庭なら窓際に置く家具には注意しなければいけません。
子どもが窓から転落する事故は毎年起こっており、なにかを足がかりにして落ちてしまうことが多いです。
家具にのぼった子どもがそのまま窓から転落することがないよう、家具配置には十分気をつける必要があります。
余裕を持った家探し
角部屋は快適で人気の物件なので、住みたい部屋がなかなか見つからないこともあります。
そのため、角部屋に住みたいという思いがあるなら、引っ越し期限ギリギリになってから家を探し始めるのではなく、スケジュールに余裕を持って家を探し始めるとよいでしょう。
角部屋が向いている方
このような点を踏まえて、角部屋が向いている方は以下のとおりです。
●家賃よりも住みやすさ重視の人
●日当たり、風通しの良さを好む人
●隣からの生活音が気になる人
●家の前に人が通らないなど、プライバシーを重視したい人
角部屋に向かない人
反対に、以下のような方は角部屋が向きません。
●とにかく安い家賃で家を探したい人
●外からの騒音が気になる人
●あまり家におらず、部屋の快適性は気にしない人
まとめ
賃貸物件のなかでも、角部屋は住みたいと考える方の多い人気の条件ですが、そのデメリットはあまり知られていません。
ここでは角部屋のメリットと一緒に、あえて悪い点や注意点も合わせてお伝えしました。
ご自身の生活スタイルや求めるものにぴったりのお部屋探しができるよう、もし悩んだ際はお気軽にご相談ください。
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