マンションを検討していると、「階数」も気になるポイントですよね。
なかでも、「最上階」は眺望の良さや、セレブ感のある暮らしなどがイメージされ、憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。
今回は、マンションの「最上階」をテーマに、ほかの階とは違った特徴やメリット、デメリットなどを解説します。
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最上階には特別な呼び方もある!?
映画やドラマなどで、登場人物がマンションの最上階で、おしゃれに暮らすシーンを見かけますね。
洗練された快適な住空間が連想され、マンションで暮らすなら「一度は住んでみたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
さらに、一部の最上階には「ペントハウス」という呼び方もあり、より特別な物件であることが感じられます。
ペントハウスという呼び方には、屋上に建つ家屋の意味があり、具体的にはルーフテラスがついている部屋のことで、都市部の高級物件などで見られます。
ちなみに、ルーフテラスとは下の階の屋根部分を活用してテラスにしたものです。
一方で、ペントハウスは、ビルの倉庫や機械室など、屋上にある小屋を指すこともありますが、この場合は"塔屋"という呼び方をされています。
日本では、ペントハウスという呼び方に馴染みが薄いかもしれませんが、特別な仕様や設計が盛り込まれ、象徴的な部屋になっているケースが多いといえます。
そのため、最上階にある物件がすべてペントハウスという呼び方にはなりませんが、最上階の部屋には、ほかにもさまざまな特徴や魅力がありますよ。
最上階物件の主な特徴
マンションの最上階には、階数が高いことで得られる特徴が多くあります。
たとえば、物件にもよりますが、眺めの良さなどは、周りに遮るものがない高層階ならではのものですね。
これまで低層階や戸建てに暮らしていた方は、最上階の開放感が、より魅力的に感じられるかもしれません。
あわせて、虫が出にくいことや、道路からの音も聞こえにくく、静かで落ち着いた暮らしがしやすいことなども、特徴として挙げられます。
もちろんペントハウスなら、広いルーフテラスも魅力ですし、くわえて希少性もあります。
暮らす人にとって、さまざまな面から快適性が高い物件といえるでしょう。
マンションの「最上階」で暮らすメリット7つ
マンションの最上階で暮らしたときに得られる多彩なメリットをご紹介します。
①見晴らしの良さと開放感
マンションで、最上階を選択するメリットといえば、やはり「眺望の良さ」ですね。
眺めの良さは、階数の高さに比例する傾向にあります。
物件によっては、毎日、遠くまで見渡せる眺望を楽しめるでしょう。
たとえば、街並みの先に海や山が見えたり、夕焼けや夜景が眺められたりと、ロケーションにあった景色が広がります。
なかには夏の花火大会がよく鑑賞できる物件もあります。
②ゆとりのある広さのルーフテラス
ペントハウスのある物件など、広くて日当たりも良いルーフテラスが設けられていることは、珍しくありません。
また、一般的なマンションでも、北側斜線制限により北側に勾配を設けることを活かして、ルーフテラスにしているケースなどがみられます。
気持ちの良い屋外空間があることは、メリットですね。
③ステータス感が得られる
当然のことながら、「最上階」の物件は、そのマンションのなかで、もっとも高い階にある部屋のみです。
さらに、ペントハウスともなると、マンションの質の良さを象徴する部屋といえます。
内装や設備にもこだわって設計されていることが少なくありません。
グレードの高さや希少性などから、入居者がステータスを感じられることもメリットのひとつといえるでしょう。
④採光と通風に優れている
周囲にある建物の影にならない高層階は、採光にも優れています。
日中は、太陽の光をたっぷりと室内に取り込め、照明を必要としない物件も見られます。
洗濯物も、よく乾くでしょう。
冬も、暖かい陽光のおかげで、光熱費がおさえられるケースがありますよ。
また、風通しの良さもメリットです。
換気と日当たりでカビの発生も抑制され、衛生的で快適な住空間が維持できますね。
⑤天井が高く広く感じる
天井の高さもメリットのひとつです。
とくにペントハウスは、天井高が3m以上ある物件もあります。
通常のマンションは、2.4m前後ですから、十分に高さを体感できるでしょう。
天井が高いと、部屋を広く感じやすいというのもうれしい点です。
⑥プライバシーを守りやすい
低層階では、道路からの視線などが気になる場合もあります。
しかし、10階以上にある最上階などは、外部からの目線が届きにくく、プライバシーが守りやすいのもメリットです。
カーテンを開けて、開放的な気持ちで暮らせそうですね。
⑦上階からの生活音がしない
集合住宅であるマンションでは、騒音トラブルが発生する場合もあります。
しかし、上の階がないので、上部から足音や生活音が聞こえてくるといったストレスがありません。
さらに、遮音性の高いサッシなどを採用した物件を選べば、より静かな暮らしができますよ。
マンションの「最上階」で気をつけたいデメリット5つ
利点の多いマンションの最上階ですが、検討する際におさえておきたいデメリットもいくつかあります。
①風が強い場合がある
最上階に限りませんが、高層階になると風が強くなる傾向があり、デメリットのひとつといえます。
強風の日などは、ルーフテラスなどの屋外空間に置いたものが飛ばされないように気をつけることが必要です。
②夏場は暑さを感じやすい
マンションの最上階は、夏場に暑さを感じやすい場合があります。
裏を返せば、日当たりに優れている証拠ともいえますが、夏の暑さは強い日差しが差し込むことなどによるデメリットです。
とくに、西日が差す部屋では、夜まで熱がこもりやすい可能性もあります。
しかし、断熱効果が期待できる屋根に仕上げていたり、遮熱性に優れた窓ガラスを採用していたりと、物件によって工夫が施されているケースも少なくありません。
暑さのデメリットが気になる場合は、不動産会社に相談しながら、対策された物件を選ぶのも手です。
③エレベーターを待つ時間の長さ
最上階のデメリットに、エレベーターの待ち時間が長くなることも挙げられます。
マンションの階数にもよりますが、各階で乗り降りする人もいるので、その分、時間が必要になるときがあるのです。
とはいえ、数分程度なので、あまりデメリットには感じないという方もいるでしょう。
朝のおでかけ前には、忘れ物を取りに戻らなくて済むよう気をつけておきたいですね。
また階段もうまく利用すると、スムーズな外出にくわえて、より健康的な生活にもつながります。
④家賃が高い傾向にある
マンションの家賃は、高層階になるほどアップする傾向が見られます。
最上階やペントハウスも、下の階より高いことが一般的で、デメリットといえます。
その分、ほかの階にはない快適性があったり、設備が採用されていたりという魅力もあります。
家賃に対して、見合った価値が感じられるかを検討することが大切です。
⑤災害時に受ける影響
高層階にいくと、揺れを感じやすくなるといわれています。
そのため、マンションの最上階でも、地震発生時には揺れを大きく感じるようなデメリットがあるかもしれません。
最上階だけではなく、家具などは固定するなど、安全への工夫や備えをしておくことも重要です。
災害時には、エレベーターが停止することもあるので、食料品や水の備蓄もしておくと安心ですね。
まとめ
マンションの「最上階」をテーマに、特徴やメリット、また検討する際に気をつけたい点なども解説しました。
眺望や日当たりの良さのほかに、ステータスが感じられる魅力もあります。
階数以外の条件や予算もあわせて考慮しながら、ぜひ理想的な物件を選択してくださいね。
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