念願の車を手に入れたものの、駐車場探しに苦労する方も多いはず。
自宅に駐車場がついていればよいですが、周辺で探すとなるとさまざまなタイプの駐車場があって迷う方も多いでしょう。
ここでは、自分に最適な駐車場を見つけるため、駐車場の種類について詳しく解説していきます。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸物件にある駐車場の種類~平面タイプ~
もっとも多いタイプの駐車場が平面タイプです。
別名で平置き駐車場とも呼ばれ、平らに作られた駐車場のことを指します。
多くは屋根なしで作られた駐車場となりますが、建物によっては一階や地下を駐車場として整備した平面駐車場もあります。
基本的な区画サイズは、普通車は2.5m×5.0m・軽自動車は2.0m×3.6mの大きさを想定していて、大抵の車は駐車可能でしょう。
メリット
平面駐車場における最大のメリットは、出し入れしやすい利便性です。
屋根なしであれば高さの制限がない点や余裕をもって駐車できる車幅がある点が魅力でしょう。
また、出し入れ時に機械を操作することもなく、自由に利用できるのもメリットです。
合わせて、機械式駐車場と違い機械のメンテナンス等もないため、無駄に管理費を取られる心配もありません。
デメリット
平面駐車場のデメリットは、天候の影響を受けやすく、車が汚れてしまう点です。
屋根なしの平面駐車場が多いため、雨ざらしになってしまう覚悟が必要でしょう。
また、荒天によって車に物が当たってしまい車を破損するリスクもあります。
ただし、車全体に被せるカバーを購入すれば汚れや破損のリスクを最小限にできるでしょう。
他のデメリットとして、人の出入りがしやすい平面駐車場は、盗難やいたずらの危険性があります。
都心限定はありますが、狭い駐車場も多いため駐車できる台数に制限がある場合もあるでしょう。
平面駐車場の注意点
都心の物件では、同じ建物に平面駐車場と機械式駐車場の両方が併設されている場合もあります。
2つを比較すると機械操作がなく利便性が高い平面駐車場は人気で、その分機械式駐車場よりも値段が高い傾向です。
メリットとデメリットを照らし合わせ、値段も許容範囲内であれば平面駐車場を選ぶとよいでしょう。
賃貸物件における駐車場の種類~自走式立体タイプ~
大型施設で多く見かけるのが自走式立体タイプです。
駐車するスペースまでスロープの上り下りをして向かう駐車場で、地下に作られたり別棟が設けられたりとさまざまな形があります。
立体タイプで造られることから、たくさんのスペースが確保できる駐車場で、戸数の多いマンションにはよく採用される形でしょう。
また、分譲マンションに設置されている自走式立体タイプの駐車場を賃貸契約で貸し出している場合もあります。
もし近所に大型マンションがあれば利用できる可能性もあるため、興味があれば不動産会社に連絡してみましょう。
メリット
自走式立体駐車場のメリットは、屋根があり汚れから車を守れる点です。
平面駐車場と違い階層に分かれているため、どの場所も屋根を確保できます。
よって、汚れから守るだけでなく、乗降時に天候被害を受けずに済みます。
ただし、屋上は屋根なしになるため、天候による汚れや被害は想定しておくべきでしょう。
自走式立体駐車場では、スロープを使って駐車スペースまで向かう必要はあるものの、車の出し入れはしやすく利便性も高いです。
デメリット
自走式立体駐車場のデメリットは、構造上車高制限が出てしまう点です。
入り口の時点で低い車高制限があるケースや階層によって高さに違いがでるケースがあり、大型車を所持している人は利用できない可能性があります。
また、停める区画が屋上の場合は、屋根なしになるため天候被害を受けることになります。
雨による汚れの心配だけでなく、雪でスロープが滑る危険性もあるかもしれません。
汚れについては、平面駐車場と同様に車カバーを検討すれば対策はできるでしょう。
自走式立体駐車場の注意点
自走式立体駐車場の注意点は、契約前に車高制限について確認しておくことです。
場所によっては高さのある構造ですが、都心部では「車高2m以下」と表記されている場所も多く存在します。
ご自身の車が必ず入る高さなのか確認してから契約するようにしましょう。
また、分譲マンションが貸し出ししている駐車場では、マンションオーナーが優先されるなど、通常の駐車場とは違う決まりがある場合があるので注意してください。
賃貸物件における駐車場の種類~機械式立体駐車場~
機械を利用して車の出し入れをおこなうのが機械式立体タイプです。
機械式といっても、立地条件によって種類が変わります。
基本的に機械式立体駐車場は以下3種類です。
●地上二段式
●ピット二段式
●昇降横行式
地上二段式とは、車を上下2台に駐車するタイプです。
上段の車を降ろすためには、下段の車も動かす必要があるため不便がともないます。
車を二台所持していて、普段から使い分けて使用している人には向いているでしょう。
ピット二段式とは、地上二段式と同様に上下2台に駐車するタイプです。
ただし、下段に駐車した車は地下に入るため、上段の車を出し入れするタイミングで下段の車移動は不要となります。
上下の区画を他人と共有するケースでも、スムーズな利用が可能でしょう。
昇降横行式とは、パレットと呼ばれる車を置く台が上下左右に移動して駐車するタイプです。
たくさんの車が駐車できる分、自分の車を呼び出すまでに時間を必要とするため利便性は低い駐車場でしょう。
メリット
機械式立体駐車場のメリットは、独立した区画で駐車できるため、他車にぶつけられたりいたずらされたりする心配がないことです。
平面駐車場や自走式立体駐車場では人の出入りが容易ですが、機械式駐車場は機械の操作が必要となるため、他人が入ることがなく安全でしょう。
また、どの駐車区画になったとしても屋根がある場所に駐車するので、汚れる心配もありません。
狭いスペースを有効活用して作られる駐車場のため、平面駐車場よりも駐車料金が安いことが多い点も魅力です。
デメリット
機械式立体駐車場のデメリットは、車の出し入れをするために機械操作が必要となるため、他の駐車場よりも車利用までに時間がかかる点です。
また、利用者が多い駐車場であれば機械操作の順番待ちが必要になるときもあるでしょう。
他にも、停電が起きてしまうと機械が機能しないため、車の利用ができない点も大きなデメリットです。
車の出し入れにはすべて機械の利用が必要なため、急なトラブルによる影響は覚悟しておきましょう。
機械式立体駐車場の注意点
機械式立体駐車場の注意点は、限られたスペースで作られた駐車場になるため、車サイズに制限があることでしょう。
車長・車高・車幅に規定サイズがあり、契約前のサイズ確認は必須です。
実際に止める区画だけでなく、入口の高さも忘れずに確認してください。
また、長期で駐車場を利用する場合、車の買い替え時も規定サイズに収まる車を選ぶ必要があるでしょう。
まとめ
賃貸で借りられる駐車場には3種類あります。
種類によってメリット・デメリットがあるため、自分に適した駐車場選びが必要です。
「利便性を重視する」「安全性を重視する」等、自分なりの基準を設けておくと選びやすいでしょう。
駐車料金は機械式タイプが安い傾向で、お財布事情と合わせて検討することも大切です。
車を所持すれば何かと使うことが多くなるため、満足のいく駐車場を選びを実現しましょう。
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