賃貸の木造アパートの特徴とは?メリットデメリットを解説!
賃貸住宅のなかには木造アパートも数多く存在します。
自分の考えている条件に木造アパートがあったとしても、「築年数が古い」「地震のときに不安だ」と考えて諦めてしまう方もいるかもしれません。
賃貸の木造アパートとは、それほど暮らすのが不便なところなのでしょうか。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら賃貸木造アパートの特徴とは?
木造アパートとはその名のとおり、主に木材で作られたアパートです。
建築コストが鉄骨マンションよりも安いため、家賃も安く設定されている傾向があります。
建物自体も2階建て以下で作られているのでエレベーターもなく戸数も少ないので管理費もあまり高くありません。
木造アパートは築年数が古いのでは、と思われる方もいるかもしれませんが、実はかなり最近建てられた木造アパートもかなり存在しています。
とくに2000年以降に建てられた木造アパートは耐震性も高く、防音や耐久性も強化されて作られているのです。
また、隣の部屋の音が気にならないように考えて作られた間取りも多くあります。
木造アパートを選ぶときは、耐震基準が見直された2000年以降に建てられたものを選ぶと良いでしょう。
木造アパートだから、と毛嫌いせず、まずは築年数や間取りだけでも確認し、内見に行ってみることをおすすめします。
お昼は他の住人が留守にしていることが多いので、夜に行ってみると良いかもしれません。
そこで隣り合っている部屋の音が聞こえるか、外を歩いている人の足音が聞こえるかなどを確認してみてください。
実際に住むときには自分が騒音の元にならないように、厚手のカーペットを敷いたり、カーテンを二重にすると良いでしょう。
また、スリッパを常用することで足音を響かないようにすることができます。
賃貸鉄骨アパートの特徴とは?
賃貸のアパートを探していると、よく見かける工法のひとつに軽量鉄骨があります。
軽量鉄骨のアパートはプレハブ工法と言われる工場で作られた部品を重ね合わせて造られたものです。
そのため、木造アパートと同様に家賃や管理費が低く設定されていることが多いです。
耐震性は木造よりも高い傾向がありますが、通気性や断熱性はあまり高いとは言えません。
また、耐火性も木造よりも弱いと言われています。
なかには壁の作りが薄いところもあるため、内見したら思った以上に騒音が気になることもあるかもしれません。
RC造マンションの特徴とは?
RC造とは鉄筋コンクリートで造られたマンションのことです。
3階以上あるマンションではRC造で造られています。
耐震性や耐火性がとても強く、断熱性や遮音性にも造られていますが、気密性が高いので湿気などが溜まりやすいというデメリットがあるのです。
また、建物を建てるのに費用がかなり掛かるため、アパートのなかでは家賃が高く設定されていることがあります。
木造アパートの賃貸物件のメリット
賃貸とはいえ自分が住むお部屋を決めるのですから、快適なほうが良い、と考えるのは誰しも同じだと思います。
木造アパートでも快適に暮らすことは十分に可能です。
では、賃貸木造アパートを選んだほうが良いというメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
間取りがすっきりしている
最近の木造アパートはツーバイフォーという工法で建築されています。
ツーバーフォー工法と言うのは柱ではなく、壁で建物を支えて作る構造です。
そのため部屋の中に柱や梁がなく家の中がすっきりしています。
家具などのレイアウトもやりやすく、自分好みのお部屋にできるのが大きなメリットと言えるでしょう。
通気性や吸湿性が高い
木造の建物は通気性が良いため、カビなどが発生しにくいというメリットがあります。
夏は室内に熱がこもりにくいですし、冬の寒暖差を感じることもあまりありません。
木材自体吸湿性が高いので結露も出にくく湿度で不快な気分になることもないでしょう。
湿度が調整されるとアレルギー持ちの方でも安心して暮らすことができます。
湿度の高い日本に適した建物であると言えるでしょう。
ツーバイフォーで建てられた建物は気密性が高いため通気性は一般的な木造の建物よりも低くなりますが、それでも鉄骨の建物よりは十分通気性が高いと言えます。
火事のときに避難する時間が稼げる
木造と聞くと火事になると一気に火が回るイメージを持たれている方が多いかも知れませんが、実は燃えつきるまで時間がかかるものなのです。
一方、鉄骨は燃えることはなくても熱伝導が高く変形しやすいため、建物の倒壊は木造よりも早いと言われています。
また、近年のツーバイフォー工法で作られた木造アパートは耐震性も優れていますので、簡単に倒壊するようなこともありません。
人は災害に合うとパニックになりやすくなるものなので、逃げるのに少しでも時間がかかったほうがより自分の命を守ることができることでしょう。
リノベーションされたアパートを安く借りられる
古い造りの木造アパートは若い方に借りてもらえません。
そのため、大家さんのなかにはアパートをリノベーションしてきれいな造りにしているところも数多くあります。
古い建物でも部屋の中だけではなく、耐震性や防音性高く作り直されているため、快適に過ごすことができるでしょう。
リノベーションされていても値段はそれほど高くなく、一般的な鉄骨アパートよりも安く借りられるところが多いです。
賃貸木造アパートのデメリット
今の木造アパートは昔よりもかなり造りがよくなってきていますが、それでもデメリットは存在してます。
それはどのようなところなのでしょうか。
遮音性が低い
現在の木造アパートの多くは高い防音性で造られていますが、それでも鉄骨アパートよりは防音性が低くなってしまいます。
しかし、周囲の環境や部屋に遮音対策をすればある程度は防ぐことが可能ですし、どんなに遮音性に優れていても環境によっては音を防ぐことは難しいと言えます。
内見と同時に周りの環境に対してもよく観察するようにしましょう。
エアコンの効きが悪い
通気性に優れている木造アパートは裏を返せばエアコンの効きが悪くなるということです。
しかし、夏場は扇風機を併用したり遮光カーテンを使うことでエアコンの効きを良くすることもできます。
木造アパートは熱を逃がしやすいので、エアコンの暖房だけでは寒く感じてしまうようであれば、こたつや電気カーペットなどを併用すると良いでしょう。
ただしやりすぎると電気代が高くなってしまうので注意は必要です。
虫が住み着きやすい
木造のアパートの作りには隙間ができてしまうので、その間に虫が住み着きやすいというデメリットがあります。
とくに築年数が古くなると木が縮んで隙間が大きくなり、さらに虫が入り込みやすくなってしまうのです。
虫が入らないように隙間テープを貼るなどして予防すると良いでしょう。
古い木造アパートは耐震性が低い
建築法の改善前に建てられた木造アパートは耐震性が弱く、使われている素材も火の手が回りやすいものが使われています。
また、部屋の間取りもすべて同じような作りになっていますし遮音性も薄いことが多いので、近隣の音が気になりやすいことが多いです。
まとめ
木造アパートだからと言って必ずしも悪いわけではありません。
建物にはさまざまな造りがありますが、どれにも必ずメリットやデメリットが存在しているのです。
どんな建物でも暮らしやすいかそうでないかは周りの環境が大きく影響します。
内見をするときは部屋の中だけでなく、周りの環境についても確認することを忘れないようにしましょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら