賃貸住宅を契約する際に必要なのが、初期費用です。
初期費用は、敷金や礼金、仲介手数料など、思っていたより高くなってびっくりすることもありますよね。
今回は、できるだけ初期費用を抑えたいという方に向けて、初期費用の内容や費用を抑える方法をご紹介します。
これから賃貸住宅の契約をする予定がある、という方はぜひ参考にしてください。
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初めて賃貸住宅を借りる際、予想以上に初期費用がかかることにびっくりされた方も多いと思います。
最初に、初期費用の内容について解説していきます。
敷金
初期費用の項目に、敷金というのがあります。
地域によっては、保証金や敷引きなどという項目の場合もありますが、いったいどのようなお金なのでしょうか。
敷金は、家賃の1〜2か月分を貸主に支払うものです。
家賃を滞納した際や、退去の原状回復費用などにあてられるためのお金、という意味があります。
しかし、契約期間の途中で退去してしまうと戻ってこない場合があるので注意が必要です。
たとえば、賃貸借契約が2年間とした場合、2年以内に解約した場合は違約金が発生し、敷金を充当するので敷金は戻りません、ということになります。
礼金
敷金のほかに、礼金を払う契約もあり、相場は敷金と同じく家賃の1〜2か月分というケースが多いです。
敷金と大きな違いは、戻って来ないお金ということになります。
文字から想像できるとおり、貸主に払うお礼のお金だからです。
また、ペット可能物件などでは、ペット礼金が発生する場合もあります。
仲介手数料
仲介手数料は、物件を探して仲介した不動産会社に支払うお金です。
家賃1か月+消費税というのが基本となります。
前家賃
契約する際に、あらかじめ前家賃として初期費用に含まれるケースがほとんどです。
契約する日によっては、日割り家賃も発生します。
たとえば、10月15日から入居したいという場合は、10月分の家賃半月分+11月分の家賃で1.5か月分の家賃を前払いするケースも多いです。
結局支払うお金ですが、一気に払うとなると負担が大きいと感じてしまいますよね。
前家賃については、交渉しだいで日割り分をカットしてくれることもあります。
火災保険
賃貸借契約は火災保険の加入を義務づけていることがほとんどです。
建物の火災に関しては、貸主が入っている保険でまかないますが、家財の保証は個々の保険でまかなうことになります。
たとえば、水漏れがおきて下の階に住む方の家財に被害があった場合、保険を使って弁償しますが、保険にはいってないと損害賠償を実費で払うことになってしまうので注意が必要です。
まれに家財保険の加入を義務付けていない物件もありますが、個別で加入しておくことをおすすめします。
鍵交換、水回り消毒料、退去時清掃費用など
上記の初期費用のほか、諸費用がかかります。
鍵交換はシリンダー交換が主ですが、貸主が実費でおこなう場合や、入居者が負担する場合などさまざまですが、1〜1万5,000円程度です。
水回り消毒料や、退去時清掃費用などは、退去時にかかる費用を前払いしますが、余裕がない場合は退去時の支払いに変更できる場合もあります。
賃貸の初期費用を抑えたい場合の方法について
賃貸住宅を契約する際、上記でご説明したような初期費用が必要となりますが、できるだけ初期費用を抑えたいというのが、本音ではないでしょうか。
ここからは、賃貸住宅を借りる際の節約方法についてご紹介します。
敷金・礼金無料の物件を探す
敷金・礼金無料という物件もあります。
最近の賃貸住宅は、そもそも礼金が不要な物件が多く、敷金も無料という物件も多数あるのです。
そのような物件を探せば、家賃の1〜2か月は節約できる計算となります。
しかし、契約期間内に途中解約すると、違約金として家賃の1か月分支払わなければいけない契約の場合、敷金を払っていれば充当されますが、敷金無料で契約した場合は、退去時に敷金相当分を払うことになるので注意が必要です。
契約期間を過ぎてから解約する際も、原状回復費用が発生した場合、敷金を充当することができません。
初期費用を節約するという面では有効ですが、退去時にいくらかかりそうなのか計算しておきましょう。
フリーレント付きの物件を探す
フリーレント付きの物件とは、一定期間の家賃が無料になる物件のことです。
入居までの日割り家賃や、家賃1〜3か月分が無料になるなど期間はさまざまとなります。
たとえば、入学・入社シーズン、転勤シーズンなどが終わった閑散期に、フリーレント物件になる可能性が高いので狙い目です。
貸主としては、一定期間家賃収入はありませんが、その後継続して家賃収入がありますので、閑散期の空室対策として有効となります。
分割払いにする
人気の物件などは、初期費用の交渉ができない場合があります。
そのようなときは、初期費用を分割払にできないか、クレジットカードで初期費用を支払えるのか確認してみましょう。
予想していたより初期費用が高い場合などに有効で、たとえば初期費用をカードでボーナス払いなどにすると月々の支払いに負担がかかりません。
また、初期費用は金額が大きいので、カードのポイントも期待できます。
賃貸の初期費用で契約以外にかかる費用とは
引っ越しの際、賃貸の初期費用のほかにかかる費用にはどのようなものがあるのでしょうか。
最後に、初期費用などの契約以外で最初にかかりそうな費用をご紹介します。
引っ越し費用
引っ越しの際は、最初に引っ越し費用が必要です。
荷物が少ない場合は、自分の車で運べる場合もありますが、大きな家具を運びたい場合は、引っ越し業者に依頼するのが一般的でしょう。
もしくは、自分でトラックなどの車両をレンタルしたとしても、レンタル費用がかかります。
引っ越し費用に関しては、土日祝より平日を選んで依頼すると費用を安く抑えることが可能です。
家具
新しい家に引っ越す際、家具を買い揃えたり、足りない家具を買い足したりすることもあるでしょう。
また、引っ越し先の窓サイズによっては、カーテンも買い換える必要があります。
初めての一人暮らしとなると必要な家具が増えますので、多めに予算をとっておくのがおすすめです。
家電
家具と似たような感じですが、家電も引っ越しを機に買い替えたり買い足したりすることも多いです。
初めの一人暮らしですと、生活に必要な家電を一通り揃える必要があります。
家具や家電にお金をかけたくないという方は、家具家電付きの賃貸住宅もありますので、チェックしてみてください。
また、物件によっては照明器具がついてない部屋もありますので、内見の際にしっかりチェックしておきましょう。
まとめ
今回は、賃貸住宅を契約する際の初期費用についてご紹介しました。
また、初期費用を抑える方法や、賃貸借契約の契約以外にかかる費用などについてもご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
初めての一人暮らしだと、予想以上に費用がかかってびっくりするかもしれません。
敷金・礼金無料やフリーレント付き物件などを探して、できるだけ初期費用を抑えて引っ越しをしましょう。
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