物件を探すときに、何を条件に選んでいますか?
ほとんどの方は利便性を重視すると思いますが、駅から遠い物件にもたくさんの魅力があります。
本記事では、その魅力をたっぷり紹介しています。
もちろんデメリットもありますので、良い点・悪い点を理解したうえで探してみてください。
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物件は、駅から遠いところと近いところに大きく分けられます。
ほとんどの方は駅から近い物件を好む傾向にありますが、駅から遠い物件にもさまざまな魅力があります。
とはいえ、駅から遠いとはどれくらいの距離を指すのでしょうか?
ここでは片道にかかる時間と距離などについて紹介します。
片道にかかる時間
一般的に、徒歩数分エリアにある物件は駅近になり、利便性が良くなります。
一方で駅遠と言われる物件は徒歩20分程のエリアを指します。
もう少し分かりやすく言うと、5~10分は徒歩圏内でアクセスしやすい距離です。
しかし15分以上になると不便に感じる方が増えてきます。
感覚は個人差がありますが、徒歩10分で800mになりますから、徒歩20分になると2倍の距離になりイメージ的には遠く感じやすくなります。
また駅から遠い物件は人が集まりにくい側面があるため、閑静な住宅地が多いでしょう。
メリットやデメリットについては後述しますが、必ずしもマイナス面ばかりではありません。
ちなみに、駅からの距離は以下のように計算されます。
●物件から駅の出入り口まで
●分速80m
先ほど説明した徒歩10分800mというのは、上記の方法で計算されています。
所要時間はズレが生じる
ただ注意してほしいのは、所要時間と実際の時間にはズレが生じやすいという点です。
徒歩20分と表示されていても、すべての人が同じ時間でたどり着くわけではありません。
あくまで分速80m、物件から駅の出入り口までを算出した時間なので、どうしてもそれ以上かかってしまう場合もあるでしょう。
またこの計算方法には、以下の特徴があります。
●信号や踏切の待ち時間
●坂や階段も同じ方法で計算
●敷地の端まで
もし物件までに信号や踏切が多いと、そのぶんの時間を合わせて徒歩20分以上になるケースは多々あります。
坂や階段があっても同様でしょう。
このように、徒歩20分の距離は、実際歩くと5~10分程プラスされると考えておいてください。
徒歩20分かかる駅から遠い物件のメリット
「徒歩20分」と聞いただけでデメリットに感じる方は少なくありません。
しかし、駅から遠い物件にも良い点はたくさんあります。
ここでは、住みたくなるようなメリットをいくつか紹介します。
家賃が安い物件が多い
人気のエリアは家賃が高くなる傾向にあります。
分かりやすいのが駅近です。
交通の便が良いので住むのにとても助かります。
しかし一方で、「家賃が高い」というデメリットがあります。
その点、駅遠は比較的家賃が安く、また広い部屋でもお得に借りられるので良いでしょう。
距離が気にならない方は、断然遠いほうがメリットになります。
これは東京や大阪など都心部でも同様です。
たとえば池袋駅の場合、以下の差が出ます。
徒歩1~5分の場合
●1K:9.62万円
●1DK:13.13万円
●1LDK:18.21万円
徒歩5~10分
●1K:9.32万円
●1DK:12.80万円
●1LDK:17.81万円
徒歩15~20分
●1K:8.77万円
●1DK:12.17万円
●1LDK:17.06万円
都心部から離れると、より家賃は安くなりやすいでしょう。
ただそのぶん築年数が古い物件も多いので注意してください。
部屋が広い物件が多い
15分離れただけでも部屋の間取りは広くなります。
その理由は、土地の地価が安いことも大きく関係しています。
利便性の良いエリアは地下が高く広い土地を購入しにくいため、どうしても間取りが狭くなりがちです。
マンションでも、駅から離れている場合と近い場合では部屋の広さがまったく違いますから、伸び伸びゆったり生活したいなら遠いほうがメリットになるでしょう。
また、バストイレが別になっている物件も多いのが特徴です。
運動不足になりにくい
駅から遠いと言っても徒歩でアクセスできる距離ですから、大きなデメリットにはなりません。
また自転車を使った場合でも毎日数十分の距離を行き来するので運動不足も解消できます。
普段運動する機会がない方にとっては健康的な生活を送れるでしょう。
物件の数が多い
意外と良い物件が多いと言われています。
利便性で言うと劣りますが、部屋が広かったり物件数が多かったり家賃が安いなど、よく考えると良いこと尽くしです。
あくまで「徒歩20分(もしくはそれ以上)」というマイナスな条件があるだけで、それ以外は決してデメリットにはなりません。
物件数が多いということは希望に合った家が探しやすいということにもなるでしょう。
閑静な住宅街が多い
お店が少ないので、比較的静かに過ごすことができます。
繁華街はあると便利ですが、近辺に住むとなると騒音が気になったり車やバイクの排気ガスが気になったりします。
しかしそういった場所から離れると公園が多かったり閑静な住宅街になっていたりすることも多いので、穏やかな生活が期待できるでしょう。
交通量も少ないので、交通事故の危険性も軽減できます。
徒歩20分かかる駅から遠い物件のデメリット
しかし、基本的にデメリットが多いのが徒歩20分かかるエリアです。
先ほどメリットを紹介しましたが、今度はデメリットを紹介します。
物件を探している方は、どちらも理解したうえで探してみてください。
荷物が多いと大変
歩いて20分かかる場所は、荷物が多い場合に大変です。
最近はネットショッピングで手軽に買い物ができるようになりましたが、それでもすべての人が利用しているわけではなく、特に年配者にとっては大きな負担になりやすいでしょう。
自転車や車を使うなどして工夫する必要があります。
また一度にまとめて買い物をするのではなく、少量をこまめに買うほうが負担は軽減できます。
雨の日は不便に感じやすい
雨の中長距離を歩くのは億劫です。
特に土砂降りの日は20分程歩いただけで足元が濡れて大変なことになりますから、万が一のときにバスを利用できるように近くにバス停があると助かるでしょう。
商業施設が少ない
中心地から離れるわけですから、当然商業施設は少なくなくなります。
スーパーやコンビニなどはどこにでもあるので田舎でない限りさほど不便には感じませんが、気軽に遊べる施設が近くにないのはファミリー層や若い子には不便に感じやすいかもしれません。
また仕事のあと居酒屋で飲んだ場合、歩いて20分くらいかかるのは億劫です。
商業施設や娯楽施設の有無は年齢層にもよりますが、デメリットに感じやすい点でしょう。
移動にコストかかりやすい
先ほども述べたように20分かけて駅まで歩くことになるため、移動が不便です。
さらにバスを使うとその分コストがかかります。
歩いて20分かかる場所は早めに家を出なければいけなくなるため朝の貴重な時間も削られやすくデメリットに感じやすくなります。
自転車を利用した場合でも駐輪代がかかりますし、バス代も必要です。
電車代とは別にコストがかかってしまうので、職場から交通費が出るかなどの確認も欠かせません。
このように移動にコストがかかりやすいのはやはりデメリットでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
駅から遠い物件はどうしても毛嫌いされがちですが、実際は良い点もたくさんあることが分かりました。
穏やかに過ごしたい方やファミリー層には、どちらかというと中心地から離れたほうが安心して生活できるかもしれません。
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