「連帯保証人がいないから賃貸住宅を借りることができない」と悩んではいませんか?
そんなときは家賃保証会社を利用すれば、連帯保人がいなくても賃貸住宅を契約することができるんです。
ここ10年ほどでメジャーになった、家賃保証会社。
どんな仕組みなのか、イマイチわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、家賃保証会社の仕組みやメリット・デメリットについて解説していきます。
家賃保証を利用して賃貸住宅を契約したいという方は、ぜひ参考にしてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸の家賃保証会社とは?仕組みについて解説
賃貸住宅を契約する際、家賃保証会社に加入を義務づけるケースが増えています。
少し前までは、連帯保証人がいない場合や、本人や連帯保証人の収入が少ない場合に使用されることが多かったシステムです。
しかし、最近では連帯保証人の有無に関わらず、加入を義務づけている契約が増えています。
ここまでメジャーになったシステムですが、どのような仕組みになっているのか気になりますよね?
ここからは、家賃の保証会社の仕組みについて解説していきます。
家賃保証会社の仕組みとは?
家賃保証会社は、借主から保証料を得ることにより、貸主に家賃の保証をおこなう会社のこと。
連帯保証保証人の代行システムという位置付けです。
借主が家賃を滞納した場合、家賃保証会社から大家さんや管理会社へ家賃が支払われます。
その後、家賃保証会社から借主へ請求する流れです。
保証される内容は、保証会社や保証プランによって異なります。
家賃回収だけのシンプルな保証内容から、明け渡し訴訟になった際の費用、残留物の撤去費用まで幅広い保証内容が特徴。
また、更新料や原状回復費、違約金や損害金も保証範囲に入るプランもあります。
通常は1プランのみ採用している不動産会社が多いですが、複数のプランや保証会社から選べることも。
保証会社やプランによる違いは、保証内容のほか保証料に違いがあります。
保証料は1年や2年単位で、契約時や更新時に借主が支払うのが一般的。
金額は、家賃の30~100%と幅広く、平均して年間2万円前後といった保証会社が多いようです。
しかし、家賃保証を利用する際に、審査が必要になります。
クレジットカードなどの滞納履歴がある場合などは、利用できないことがありますので注意が必要です。
また、保証金は敷金とは違って返還されることはありません。
ただ、連帯保証人に頼まなくても賃貸借契約ができるのは借主にとってメリットとなります。
また、貸主にとっても確実に家賃を回収できる保証がありますので、双方メリットのある保証システムといえるでしょう。
賃貸の家賃保証会社を利用するメリットは?
次に、家賃保証会社を利用するメリットを、いくつかご紹介します。
連帯保証人が不要
先程もお伝えしましたが、連帯保証人の必要ないということが、家賃保証会社を利用する大きなメリットです。
連帯保証人は、収入がある親や兄弟などの親族に限定される場合が多く、収入のない親族がいない場合などは、賃貸借契約の審査がとおらない場合もありました。
また、年金暮らしの親は連帯保証人として認められないというケースもあります。
遠方に実家がある場合は、書類のやり取りだけで時間がかかりますよね。
しかし、家賃保証会社は連帯保証保証人の代行システムです。
わざわざ連帯保証人を立てなくても契約できるのは、大きなメリットといえます。
収入が低くても入居しやすい
賃貸借契約の際、申し込みには必ずといっていいほど、収入を記入します。
従来の契約ですと、収入の少ない方は家賃の不払いの恐れがあり、審査に通らない可能性がありました。
しかし、収入が少なくても家賃をしっかり払う方もいれば、収入が多くても家賃を滞納する方もいます。
収入だけで100%判断するのは危険ですが、以前は収入できか判断できなかったともいえますよね。
収入が少なくても、家賃保証会社を利用すれば貸主も安心しますから、審査にとおりやすくなるのがメリットです。
敷金ゼロもしくは少なくなる
敷金は家賃滞納や原状回復における保証金として、借主から預かるお金です。
しかし、家賃保証会社で幅広いプランを指定しておけば、借主から余計な費用を預からなくて済むことになります。
敷金は家賃の1か月~2か月分ですので、家賃保証料の方が安く済みます。
借主にとっても初期費用が安く済むのはありがたいですよね。
なにかあった場合の安心感
家賃保証の主な保証は家賃滞納です。
家賃滞納というと悪質な聞こえですが、やむおえず滞納してしまうこともありえますよね。
その際に、一時的に立て替えてもらえるという安心感があるのはメリットでしょう。
賃貸の家賃保証会社を利用するデメリットや注意点は?
最後に、家賃保証会社を利用するデメリットや注意点について、みていきましょう。
保証料が発生する
家賃保証会社を利用する際は、最初に保証料を支払わなければいけません。
保証料は保証会社や保証プランによってさまざまですが、連帯保証人がいる方にとっては、無駄なお金に思えてきますよね。
連帯保証人がいても、家賃保証を利用しなくてはいけない場合もあります。
連帯保証人がいる方にとっては、デメリットといえるでしょう。
また、更新のたびに保証料を払う必要があるのもデメリットですよね。
審査が必要
先程もお伝えしましたが、家賃保証会社の利用は審査が必要となります。
基本的に、勤務先や、勤続年数、年収などが審査項目です。
審査内容は保証会社によって異なりますが、過去になんらかの滞納歴があると審査にとおらない可能性が高くなります。
また、審査にとおらない場合は別の保証会社を利用することになりますが、保証料が高くなる場合がありますので注意が必要です。
審査がとおらなそうな場合は、連帯保証保証人を立てるなどの対応をする必要があるでしょう。
保証会社が撤退または倒産することもある
保証会社は、常に家賃滞納や夜逃げのリスクを背負います。
採算が合わなくて撤退、倒産してしまう保証会社も少なくはありません。
保証会社が倒産した場合、いざというときに保証されないのがデメリットといえます。
また、新たに保険料を払って違う保証会社に加入する必要があるでしょう。
保証会社を規制する法律がない
家賃保証は、不動産業界において比較的新しいシステムです。
そのため、保証会社を規制する法律がないというのが問題になっています。
滞納するほうが悪いとしても、悪質な取り立てがおこなわれるケースもあるようです。
滞納が続いたため、鍵を交換させられて不当な追い出し行為を受けた事例もあります。
滞納するほうが悪いとはいえ、許可もなく部屋なかに入ったり、鍵を交換して借主をなかに入れないようにすることは、違法な行為となります。
家賃を滞納すると大変なことになる
家賃保証会社が保証してくれるからといって、気軽に家賃を滞納する方もなかにはいるようです。
家賃の保証は貸主に対してであって、借主にはしっかりと請求がきますから、結局払うことに変わりはありません。
家賃保証は、あくまでも一時的に立て替えてくれるシステムだということを理解しておかないと、大変なことになりますので注意が必要です。
まとめ
今回は、賃貸の家賃保証会社について、仕組みやメリット・デメリットについて解説しました。
家賃保証会社は、借主にも貸主にもメリットがあるシステムです。
しかし、デメリットも発生しますので、十分に理解した上で利用しましょう。
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